串本町には歴史民俗資料館がありません。このHPは歴史民俗資料を収集整理して、将来の歴史民俗資料館の建設をめざすサイトです。

 紀伊半島南端の串本町では、江戸時代には古座地区に紀州藩の鯨方が置かれ古式捕鯨。明治から昭和初期にかけては大島地区を中心に近代捕鯨が取り組まれ、現在の町の基礎を築きました。
 また、鰹漁や定置網、根付け漁業など人々は海と深く関わって暮らしてきました。しかし漁業の近代化と共にかつての海に関わる民俗史料が継承されることなく散逸し、人々の記憶からも消えつつあります。

 串本町教育委員会では平成24年度から歴史民俗史料収集のための事業を旧養春小学校の一室を拠点に展開することになりました。事業は新規に採用された学芸員を中心に、熊野古道大辺路刈り開き隊が協力団体となり進められています。

 串本町図書館には農具や家庭雑貨などの民俗史料が保存されています。しかし博物館と呼ぶには貧弱で、とりわけ串本町の基幹産業であった漁業に関する民俗史料はほとんど残されていません。以前から歴史民俗資料館建設の必要性は論議されてきましたが、費用対効果の問題もあり、実現には至っていません。そのため、とりあえずバーチャルな世界の資料館ではありますが、このサイトを通じて、収集への呼びかけを行い、情報を公開して皆さんと共有することで将来の歴史民俗資料館建設への足がかりを作っていけたらと考えています。

 歴史民俗史料に関する情報があれば、

 串本町教育委員会教育課 0735−72−0017
     〒649-4192 和歌山県東牟婁郡串本町西向359番地
 もしくは
 熊野古道大辺路刈り開き隊事務局 0735−72−2268(仲江)
     〒649-4125 和歌山県東牟婁郡串本町姫27番地の2

 までご一報いただければ幸いです。皆さんのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

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